10.16.2014




























































































































































































     千葉の君津から高宕観音を目指す。たまたまとまっていたバスに転がり込んで態度の悪い運転手にいろいろきくが手ごたえがない。途中の田舎な停留所で乗り継ぎのバスを待つ。たまたま待機していた別のバスの今度は態度がいい運転手さんといろいろ話す。「よいことってひろまらないじゃない。悪い事しちゃうとみんなにひろまっちゃうね」とか田舎の話を聞く。そこから小さなコミュニティバスに乗って目的地のほうをめざす。自分自身漠然とした情報しかもってなかったので、どのバス停で降りればいいかもあやふやだった。粋なおじいさん運転手が知り合いの家を訪ねてわざわざ聞いてくれたりした。高ご観音はそれほど有名ではないらしい。たぶんあってそうな登山道めざしてびっくりするくらいの田舎道を歩いていく。蜂?が何回も耳元でうなる。なんとか登山道に着き、そこにいた整備をしてたっぽいおじさんたちに「たかご観音ってあるいてどのくらいかかりますか?」「いまからじゃむりだからやめときな。日が暮れるの早いぞ」
と皆に言われたけど、時間をそこからきっちりはかりながら進んでみた。その時点で3時くらいだった。20分かかるといわれた展望台に5分くらいでついたのでこれはいけるかも。どうせまたくることもなさそうだし。と思い、がむしゃらに走りながら観音を目指す。10分くらいすすんだあたりで、ありえないことに展望台にカメラを忘れたことに気が付きあせってうんざりしながら進んだ道をひきかえす。あせって山を進むとろくなことがない。やめとけということかなと思ったけどまた汗びっしょりになりながら行った道を引き返す。ところどころにある標識のkm表記が良心的だったので何とかなりそうだなと思い進みまくる。つねに不安しかなかったけどなんとかたどり着き、くちた像を横目に階段をあがり、岩に飲み込まれるように立つぼろいお堂をとらえることができた。ほんのすこし一息ついて煙草をすい、1時間あれば帰りの最終バスにまにあいそうだったのでよかった。山並みも美しく。一度夫婦連れを展望台付近の分岐点でみかけたくらいでほか誰にも会わなかった。帰り道、がさがさという音に右を見ると、猪が一頭こちらをみていた。ちょっと怖かった。また右ひざが痛くなってしまい、ちょうどよい枝を拾って杖にして山をおりた。

5分でも違ったら自動販売機もない集落にとりのこされるところだった。立小便をしていた瞬間にバスが来た。
「この道沿いのどこかにいてくれればいい」と言ってくれていたコミュニティバスといってもワゴン車の運転手さんが
「よかったよかった、きにしてたんだよー」と車に乗せてくれて「お陰様でたどりつきました」と話をした。話してたらアクアラインを通って東京に行くバスのほうが早いし、値段もほとんど変わらない事をおしえてもらい、バスターミナルからバスで帰ることにする。近くのコンビニでコーラとサケおにぎりと肉まんとか買ってがらがらの高速バスを満喫した。
うとうとしてたらもう東京についていた。